【2024米大統領選】「バイデン氏は午後4時以降は本調子ではない」側近が討論会でのパフォーマンスを擁護(海外)
トランプ前大統領との討論会でのバイデン大統領のパフォーマンスについて、彼の側近たちが「彼は十分に働ける時間が限られている」とかばったとアクシオスが報じている。 バイデン大統領が最もパフォーマンスを発揮できるのは午前10時から午後4時の間だと側近たちはアクシオスに語っている。 ワシントン・ポストによると、バイデン大統領のパフォーマンスの悪さは側近たちの過剰な準備のせいだと非難する声もあるという。 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の側近はテレビ討論会でのパフォーマンスを擁護し、日中の6時間という限られた時間を外れると本調子ではないと述べているとアクシオス(Axios)が報じた。 アクシオスは大統領に近い人物の話を引用し、バイデン大統領が午前10時から午後4時の間に最もよく働けると伝えている。 アクシオスの取材に応じた匿名の側近によると、バイデン大統領はこの時間帯以外や海外旅行中に、言葉のミスをしたり、疲労を見せたりことが多いという。Business Insiderはこのコメントを独自に確認できていない。 バイデン大統領の側近も厳しい目にさらされている。ワシントン・ポスト(The Washington Post)は、バイデン大統領の側近の中には、彼のパフォーマンスの悪さを過剰な準備のせいにしている人もいると報じている。キャンプ・デービッド(Camp David)での1週間の準備にあまりにも多くの側近が関与しすぎているとの声もあったという。 バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領は、2024年6月27日午後9時(アメリカ東部時間)から、最初の討論会で直接対決した。 コメンテーターや政治家たちは、この討論会をバイデン大統領にとって悲惨なものになったとみなしており、バイデン氏が大統領としてもう一期務めるには年を取りすぎているのではないかと疑問を投げかけている。 討論会の一部で、81歳のバイデン大統領は混乱した発言をし、自分が何を言っているのか途中で忘れてしまっているように見えた場面もあった。例えば、国の借金について司会者に質問されたとき、バイデン大統領は「我々はメディケア(医療保険制度)をついに打ち負かした」と思考回路を失ったような回答をした。 バイデン大統領は討論会で自分の年齢に関する懸念について問われると、「私はキャリアの半分を、政治家として一番若いということで批判されて過ごしてきた。上院議員に選出された時は史上2番目の若さだったが、今では最年長だ」と答えた。 彼の側近のコメントは、大統領選において年齢は関係ないというバイデン大統領自身の主張と矛盾しているようだ。 「アメリカ国民の皆さん、我が国が直面している問題は、我々が何歳かということではない。我々の考え方がどれだけ古いかということなのだ」とバイデン大統領は2024年3月の一般教書演説(State of the Union Address)で語っている。
Mikhaila Friel