【独占速報】ドゥカティ ハイパーモタード698モノ試乗「市販車最強の単気筒マシンと言って間違い無い!」
ドゥカティ ハイパーモタード698モノの装備、電子制御デバイス
このパワーユニットを搭載した最初のマシンが、ブランニューとなる「ハイパーモタード698モノ」だ。乾燥車重は151kgと超軽量で、俊敏なハンドリングによるスポーティな走行性能を持つ。もちろん公道走行可能な市販車だが、今すぐレースに出られるスペックを持っている。 フレームは、重量わずか7.2kgのスチールトレリスで、マルゾッキ製45mm倒立フォークはフルアジャスタブル、リヤサスペンションはザックス製フルアジャスタブルモノショックと両持ち式スイングアーム、ワイヤースポークホイールよりも軽量なY字型スポークのアルミキャストホイールを備える。 ブレーキは、フロントにブレンボ製M4.32キャリパーと330mmシングルディスク、リヤはブレンボ製キャリパーに245mmディスクを組み合わせている。 電子制御デバイスもドゥカティだからこその最新テクノロジーを搭載している。6軸IMUによるコーナリング対応のABSとトラクションコントロール、3種のパワーモードと4種のライディングモード(スポーツ、ロード、アーバン、ウエット)を搭載。 前輪を浮かせながら走行するウィリーについては、4段階のウイリーコントロールに加えて、ウイリー中の車体角度を安定させるウイリーアシストも備える。ほかにもスライド・バイ・ブレーキも搭載し、ベテランライダーでなくともリヤをスライドさせながらコーナーへ進入していける。この機能についてはのちほど詳しく説明しよう。 V型2気筒エンジンのハイパーモタード950と同様に、ハイパーモタード698モノには、スタンダードモデルのほかに特別色のグラフィティカラー「RVE」がラインアップされる。RVEは特別なボディカラー以外にアップ/ダウン対応のクイックシフターを標準装備する。 今回試乗したRVEには、最高出力を84.5psまで引き上げるテルミニョーニ製エキゾーストシステム、レース用シート、レース用ステップ、スキッドプレートが装着されていた。
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