阿佐鉄32年連続赤字 経常利益はマイナス約9694万円【徳島】
JRT四国放送
DMVを運行する阿佐海岸鉄道は、2023度の決算を発表しました。 経常利益はマイナス約9694万円と、開業以来、32年連続の赤字となりました。 阿佐海岸鉄道によりますと、昨年度のデュアルモードビークル、DMVの乗車人数は、前の年度と比べて21.1%少ない3万1348人でした。 複数の交通機関で使える「企画切符」については、前の年度より80.7%多い168万円を売り上げましたが、DMVの乗車人数が減少したことで、運輸収入は約2274万円と、前の年度より12.2%減りました。 営業費用は1億2677万円と、前の年度より23.6%削減したものの、経常利益はマイナス約9694万円で、開業以来、32年連続の赤字となりました。 阿佐海岸鉄道は、「地域住民らの大切な移動手段として活用されるよう、安全確保を最優先し、収入の確保、経費の節減に取り組んでいきたい」とコメントしています。