【PMSタイプ別の原因と対処法】「腹痛・頭痛タイプ」の改善法は?
✔ 腹痛の場合は、軽い運動と入浴で血流促進!
お腹がズキズキする場合、ヨガやウォーキング、ストレッチなど軽めの運動で、骨盤周りの血流を促してあげましょう。お腹まわりを温めるのも効果的。カイロを貼る、入浴はシャワーではなくバスタブにつかるなど、体調に合わせて無理なく血行促進を。
✔ 片頭痛の場合は、トリガーになる食べ物を控える
片頭痛には「発生の引き金になる食べ物」が存在するといわれています。アルコールやカフェイン、チョコレートなど、食べ物の種類は人それぞれ。「これを食べると頭が痛くなる」という食材がある場合、PMSの時期は避けましょう。 ✔ 腹痛の時に、タイトな服&肌見せスタイルはNG! スキニーパンツなどのタイトな服装は、骨盤やお腹周りを圧迫して血流を低下させてしまいます。PMSの時期は、ゆるふわのスタイルを心がけて。身体が冷えると血流が低下するので、肌見せスタイルもNGです。 ✔ 低用量ピルでホルモンの波をコントロールする PMSの原因の1つは、体内で女性ホルモンがダイナミックに変動すること。現在妊娠を希望していないなら、医師の指導のもとで低用量ピルを服用するのも1つの手です。エストロゲンとプロゲステロンの量を体内で一定に保ち、体調やメンタルの安定に繋がります。 ✔ ひどい腹痛や経血量が多い場合は、婦人科に相談を 生理前の腹痛がひどく、生理中の経血量も多い場合、子宮内膜症が疑われるケースがあります。一度婦人科に相談すると安心です。 PMSの症状は多岐に渡ります。 もしも今あなたがPMSで悩んでいるなら、一度婦人科の先生に相談をしてみましょう。 ◆教えてくれたのは… MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子 先生 金沢医科大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医。女性が抱える体のお悩みや不調に対し、20年以上真摯に向き合っている。丁寧なカウンセリングと診察に定評があり、更年期障害、月経痛や月経前症候群(PMS)などの治療も行う。 ---------- Supervision: Chiyoko Fukuyama(MET BEAUTY CLINIC) Illustration: Tsuyako Haraniku Text: Namiko Uno
講談社 ViVi