昇格プレーオフ前に異例の行動。最初は「行くつもりではなかった」ビラ配りに城福浩監督が急きょ参加した理由は?【東京V】
「彼らの熱意を感じられたのが良かった」
2023年11月23日、東京ヴェルディがJ1昇格プレーオフ準決勝(相手はジェフユナイテッド千葉)に向け、聖蹟桜ヶ丘駅でチラシ配布をした。この日はなんと、城福浩監督も参加。異例の出来事だろう。最初は「行くつもりではなかった」にもかかわらず、なぜ同監督はチラシ配りをしたのか。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! 「我々としてやれることは全て、現場も含めてやるべきじゃないかと。今の経営陣とはずっとディスカッションしてきました。もちろん年間通じていろんなことができればもっと良かったかもしれませんが、今回はビラ配りを実施した。 フロントの人たちが大声を張り上げるわけですが、もらってもらえる確率は高くないですよね、チラシは。僕も初めての経験ではないので。その中で、熱意を持って声をかけ続ける。それを自分もやることで何かクラブの想いを感じられたらいいなと。 実際、行ってみると、人通りの多くない場所だったんですよ。この状況で用意したチラシを全部配るのは大変だなと。フロントの方、ボランティアの方、彼らの熱意を感じられたのが良かった」 まさにチーム一丸を「ビラ配り」という形で体現した城福監督。26日の昇格プレーオフ準決勝では「この1年間積み上げてきたものを出すだけ」と気合い十分だった。 決戦の舞台、味の素スタジアムにはチラシを受け取った方たちもきっと足を運ぶはずだ。全力で応援してくれる彼らのためにも、東京Vは勝利を掴みたい。 構成●サッカーダイジェストTV編集部