マンUはインザーギを招聘すべき? ホイルンドの本格覚醒に一役買う可能性
インモービレやL・マルティネスを指導
近い将来、プレミアリーグのビッグクラブたちが、イタリア人指揮官シモーネ・インザーギの争奪戦を繰り広げるかもしれない。 現在47歳のインザーギは、2016年から5年間率いたラツィオでの手腕が評価され、2021年からはインテルの指揮官に就任した。インテルではここまでリーグ制覇こそないものの、コッパ・イタリア2連覇を達成。昨季はチャンピオンズリーグでチームを決勝の舞台へと導く手腕を見せている。 そして、勝負の3年目となる今季も、スタートから着実に力を発揮。チームは王座奪還へ向けてセリエAの首位を独走し、昨季の忘れ物を取り戻すべくチャンピオンズリーグでも無敗をキープしている好調ぶりだ。 こういった活躍もあり、国外のクラブたちもインザーギの手腕に注視。特にプレミアリーグでは近年、ブライトンでイタリア人指揮官ロベルト・デ・ゼルビが違いを見せつけている。そのこともあり、英クラブたちはインザーギの招聘に積極的かもしれない。伊『TUTTOSPORT』も先日、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドの3クラブが、シーズン終了後のインザーギの招聘を模索していると報じていた。 そんな中で、英『Football Italia』は「特にマンチェスター・ユナイテッドはインテルの戦術家に注視すべき明確な理由がある」と取り上げている。その理由とは、徐々に覚醒しつつある若きストライカー「ラスムス・ホイルンド」の存在があるからだ。 インザーギはラツィオ時代、自身の体制下でセリエA得点王に2度も輝いたチーロ・インモービレを指導。さらに、現在のインテルでも、ラウタロ・マルティネスが3シーズン連続20ゴール超えを達成している。ストライカーたちの育成や躍進に一役買ってきた明確な経歴があるのだ。 そのため、同メディアは「ホイルンドも間違いなくインザーギのもとでクオリティの飛躍を遂げるだろう」などと主張している。また、ホイルンドはイタリアでのプレイ経験がある。そういった意味でも、インザーギとのタッグは面白いかもしれない。 はたして、近い将来インザーギのプレミアリーグ挑戦はあるのか。ホイルンドとインザーギのタッグも見てみたいところだが、はたして。
構成/ザ・ワールド編集部