2023年10月、橋本環奈は『トクメイ！警視庁特別会計係』（関西テレビ制作・フジテレビ系）の撮影現場に姿を見せた（写真・伊藤修）

　NHK連続テレビ小説『虎に翼』は佳境を迎え、9月4日に主演・伊藤沙莉から次の “主人公” へのバトンタッチセレモニーがNHK大阪放送局にておこなわれた。同作は9月27日に最終回を迎え、9月30日からは、橋本環奈が主演を務める『おにぎり』がスタートする。 【ランキング】「おもしろくなかった」歴代NHK朝ドラ 1位～10位 「『おにぎり』は “平成ギャル” をモチーフにしています。橋本さんは、福岡県・糸島で生まれ育ち、神戸や大阪へ生活の拠点を移しながら栄養士を目指すギャルを演じます。 　オーディションで選ばれた『博多連合ギャル』の総代表役に、ギャル雑誌『egg』（大洋図書）の専属モデルでタレントとしても活躍するみりちゃむ。菅田将暉の弟・菅生新樹や佐野勇斗など若手が脇を固めるなか、橋本環奈の姉役として選ばれた仲里依紗さんに注目が集まっています。 　平成元年（1989年）生まれの彼女は、自身のYouTubeで個性あふれるファッションや、奇抜な髪型を披露しており、マインドがギャルすぎて役にピッタリと放送前から期待されているんです」（芸能記者） 　一方で、『おにぎり』のキャスティングに疑問の声を投げかける人もいるようだ。同キャストについて報じるYahoo！ニュースのコメントには、 《橋本環奈ちゃんも仲里依紗さんも好きなのですが、2人とも出過ぎて新鮮な気持ちで見れないなぁ》 《朝ドラはいつからオーディションしなくなったの？主役は色の付いていない人がと思うのですが...》 《もう朝ドラヒロインはあまり名を聞かない女優を使うことはないのかなあ》 《橋本環奈って時点で、観ない。飽きた。。。。》 　と売れっ子の彼女たちに “新鮮味” がないという意見も出ている。 「現在放送中の『虎に翼』は日本初の女性弁護士を描いたもので、9月4日に放送された第113話の視聴率は16.9％ですから、高評価と言えるでしょう。その次のドラマとなると、“失敗できない” というプレッシャーもあると思います。 　朝ドラといえば、一昔前までは無名のフレッシュな女優がオーディションでヒロインを勝ち取り、有名になる――という “朝ドラドリーム” があったのですが、伊藤沙莉さんの前は、趣里さん、浜辺美波さん、福原遥さん、黒島結菜さんなどで、近年はすでに売れている女優が選ばれていますね。 　そのなかでも、橋本環奈さんと仲里依紗さんは今や見ない日がないほどの人気女優ですから、新鮮味がないのは間違いない。それほどNHKも “失敗できない” という緊張感があるのでしょうね」（芸能記者） 　公共放送だからこそ、視聴率に振り回されず新人の発掘に力を入れられる、という利点もあるはずだが……。