「アンメット」杉咲花、若葉竜也に「どの出演作よりも輝いてほしいと思っていた」 涙のクランクアップ
ミヤビの治療法解明に全力で取り組んできた三瓶を演じる若葉竜也とは、朝ドラ「おちょやん」や映画『市子』などで共演。本作でも毎話、ミヤビと三瓶のやりとり、触れ合いが「演技とは思えない」と話題を呼んでいたが、杉咲は「頑なに、ドラマを選んでこなかった若葉くんが、出演を決めてくれて。過去のどの出演作よりも、輝いてほしいと思っていたし、今までで一番記憶に焼き付く現場になってほしいと思ってました」と若葉への思いを打ち明けた。
さらに「この自分の中にある夢が叶ったかは、わからないですけど、でも、今の自分にできることは、すべて注いだつもりで、やり残したことはないと思っています」と完全燃焼したことを強調。「未熟な姿もたくさんお見せしてしまって、ご心配をおかけしてしまったこともあると思いますけど、現場にくると、絶対に手を抜かない皆さんがいて。どんなに過酷な状況でも、面白がってやってのける、このチームがむちゃくちゃ格好良かったです。ひとりひとりが、自分の仕事に意味を見出してる姿に、この現場だったら、どこまでもいけると思ってました。そんな皆様の姿を特等席で見つめながら過ごせた日々が幸せでした。また、みなさんに会いたいです。ありがとうございました!」とチームへの感謝、再タッグに願いを込めた。
最終話では、激しい頭痛で倒れたミヤビが検査の結果、再発が認められ、このまま症状が進めば意識障害が出る可能性も高いことが判明。脳梗塞が完成して命に関わるのも時間の問題という切迫した状況に陥る。三瓶は、数時間しか記憶がもたなくなっているミヤビに、これ以上症状が進行するようなら手術を任せてほしいと伝えるが、ミヤビの意思は固く、やはり手術はしないという。それでもあきらめきれない三瓶は、限られた時間でノーマンズランドの0.5ミリ以下の血管を吻合(ふんごう)できるよう練習に没頭。しかし、ミヤビの気持ちを察した津幡(吉瀬美智子)から「彼女が望んでいることをしてあげて」と言われ、あることを決意する。(編集部・石井百合子)