出雲駅伝の前日会見に出席した駒大の藤田敦史監督

大学三大駅伝開幕戦。大学三大駅伝の今季開幕戦「第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走」は14日、号砲が鳴る。13日は各チームの区間エントリーが発表された。 【写真】駒大は1区・桑田駿介、6区・篠原倖太朗！　山川拓馬は3区、伊藤蒼唯は4区 前回大会新記録で優勝し、全日本大学駅伝も制して2冠の駒大は6月のU20日本選手権男子5000メートル3位の桑田駿介（1年）を1区に、前回区間2位の山川拓馬（3年）を3区に、5000メートルとハーフマラソンで日本人学生記録を持つ大エースの篠原倖太朗（4年）を最終6区に配置した。 過去2大会2区間賞で勝負を決定づけたエース、佐藤圭汰（3年）が今回、故障のため欠場。レースを動かす大砲が欠けたが、就任2年目を迎えた藤田敦史監督は「圭汰なしでも戦えるチームを作ろうと篠原キャプテンが一生懸命ここまでやっきた。そのおかげもあって非常にいい状態。圭汰抜きのなかで勝つことができれば今後の全日本大学駅伝、箱根駅伝へ大きな弾みになる。きょう調整練習を行ったが、全選手非常に状態がいい。３連覇を大きな気持ちで目指してまいりたい」と力を込めた。 常勝軍団の指揮官は「1区は確実に前の方で来ないと勝負にならない。1年生であるが桑田は今着実に力をつけていて、試合で外さない強さを持った選手。絶対の自信を持って1区に配置した」とルーキーの抜擢（ばってき）について説明。エース区間の３区については「青学大が3区に黒田（朝日）君が来ると予想し、山川をぶつけた。黒田君に勝負を挑んでほしい。1、3区の出来がこの駅伝のカギになる。そこで好走すれば6区に絶対的エースの篠原がいる。本人は30秒だったらひっくりかえせると言っているが、他の選手はそこに甘えないでやっていってほしい」と気を引き締めた。 【以下が駒大の区間エントリー】①桑田駿介（1年）、②帰山侑大（3年）、③山川拓馬（3年）、④伊藤蒼唯（3年）、⑤島子公佑（2年）、⑥篠原倖太朗（4年） 【補員】金谷紘大（4年）、谷中晴（1年）