台風11号 台湾に直接的影響なし 3日は広範囲で36度以上に
(台北中央社)中央気象署(気象庁)によれば、南シナ海を西北西に進んでいる台風11号は今後勢力を強めると予想されているが、台湾に直接的に影響する確率は低い見込み。台湾は3日夜から6日まで台風周辺の湿った空気の影響を受け、雨が降りやすくなる。3日は各地で気温が上昇し、台湾本島の広い範囲で最高気温が36度以上になるとみられる。気象署は13県市に高温情報を出し、熱中症への注意を呼びかけている。 各地に出されている高温情報は次の通り。橙色信号(3日連続で36度以上になる恐れ)=北部・台北市、新北市、桃園市、新竹市、新竹県、南部・台南市、高雄市、屏東県、東部・花蓮県、台東県▽黄色信号(36度以上になる恐れ)=中部・苗栗県、彰化県、雲林県。 また、台東県や台湾本島南端の恒春半島では局地的に大雨(24時間雨量が80ミリ以上または1時間雨量が40ミリ以上)になる可能性があるとして、落雷などへの注意を呼びかけている。 3日はその他の各地では晴れるが、基隆北海岸や北東部・宜蘭、花蓮では雨がぱらつくという。 (汪淑芬、余暁涵/編集:名切千絵)