たった“16”の超難関も…精鋭小学生に「僕なら絶対挑戦」 西武Jr.監督が説く未来志向
ジュニアに入れなくても貴重な経験「必ず得られるものがある」
さらには、ジュニア活動の“横展開”も見据える。「選手がチームに戻った時に、僕たちが伝えたことをチームの指導者に話してほしいし、逆にチームでの意見を僕たちに伝えてほしい。野球人口の減少が言われている中で、いい意見交換ができれば」。子どもたちが野球を継続し、上達できる球界をプロ・アマの壁なく築いていきたい考えだ。 本戦で戦える人数は16人とごくわずかだが、「ジュニアに選ばれなかったとしても得るものは必ずあるし、落選してもプロに行った選手もいる。そこから競争心が生まれて、やるべきことを見つけてくれれば野球人としてうれしい」と星野監督。ライオンズジュニアの1次募集の締め切りは7月5日。より多くの意欲的な小学生が、“狭き門”にチャレンジしてくれることを望んでいる。
高橋幸司 / Koji Takahashi