113歳の木造路面電車、あす7日に運行 長崎電気軌道
長崎電気軌道(長崎市)は7日、1911(明治44)年に製造された木造の路面電車「168号」を運行する。「路面電車の日」(10日)を記念したイベント。“113歳”の車内でレトロな雰囲気を楽しめる。 路面電車の日は、愛好団体が95年に「路面」の路(ろ=6)と「電車」の電(でん=10)の語呂合わせで制定。昨年1月、一般社団法人「日本記念日協会」により正式に登録された。 168号は73年に現役を引退した、同社で最も古い車両。記念運行は96年から開催しており、今年で27回目になる。鉄道の日(10月14日)や同社の開通記念日(11月16日)にも実施している。 当日は、長崎駅前-蛍茶屋間や出島-浦上車庫間を4本限定で走る。特別車両のためICカードには非対応。担当者は「今年で113歳になる車両。珍しい車両なので、ぜひ見に来てほしい」と話す。 雨天時は中止。詳しい走行時刻は同社ホームページで確認を。 (松永圭造ウィリアム)