【静岡県知事選】自民県連、18日めどに推薦候補内定 政策聞き取り判断
自民党静岡県連は14日、静岡県選出国会議員と県議による会合を静岡市内で開き、知事選(5月9日告示、26日投開票)の候補者選考について協議した。党派にとらわれず「オール静岡」で支持を求める立候補予定者の政策を確認した上で、4月18日をめどに推薦する候補を内定し、22日に正式決定するスケジュールを確認した。 知事選には元副知事の大村慎一氏(60)が立候補を表明し、前浜松市長の鈴木康友氏(66)も15日に記者会見して出馬表明する。自民県連は2人のどちらかを推薦する方針。大村氏は12日、自民県連に推薦願を提出している。 会合後に記者会見した城内実会長(衆院静岡7区)は「政策、理念、県の事業・予算に対する考え方、熱意、人柄を総合的に判断し、1人に絞り込むことになる」と指摘した。「与野党を問わず『オール静岡』になるということは当然ある」とも述べた。 政策の聞き取りは16、17日を予定し、県連幹部らが候補者と直接面談する。リニア中央新幹線問題や浜松市の新野球場建設をはじめとする県政課題への考え方などを重視するとみられる。会合では「川勝県政15年の評価を確認すべき」との意見が出たという。 自民は22日に常任選挙対策委員会と総務会を開いて推薦する候補者を決め、党本部に上申する。
静岡新聞社