長崎市の平和公園では、503回目となる反核9の日の座り込みが行われました。 イスラエルのガザへの攻撃が拡大の様相を見せる中、被爆地からは反戦・反核への思いを強く訴えました。 座り込みには、被爆者や労働団体の関係者など約90人が集まりました。 この中で、9月9日に長崎地裁で判決があった被爆体験者訴訟の原告の1人山内武さんが支援へのお礼を述べた上で「被告の長崎県や長崎市が控訴し、非常に憤慨している」と心情を語りました。 また被爆者の川野浩一さんは、イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃に触れ、「またいつか核兵器を使う日が来るのではないか」と即時停戦を訴えました。 被爆者・川野浩一さん「戦争をやめろ、人殺しをやめろ、大きな声で叫んでいきたい」 主催した長崎県平和運動センターは衆院選後、石破新政権の下で被爆体験者問題の解決に向け取り組みを強めるほか、10月23日からの日米共同統合演習での民間施設の利用などで住民の安全や安心が脅かされることがないよう、注視していきたいとしています。