<高校野球>市和歌山、延長サヨナラで勝利 呉は九回に追いつくも力尽き
◇第91回選抜高校野球 ○市和歌山3-2呉●(23日・甲子園) 市和歌山が延長十一回サヨナラ勝ちで、粘る呉を振り切った。同点の十一回に敵失絡みで2死二塁とし、片上が中前適時打を放った。先発・岩本は制球が良くて緩急も巧みで、2安打に抑えて2失点完投。呉は九回1死後に沼田歩の右中間三塁打と真田の捕前スクイズ(記録は犠打野選)で追いついたが、先発・沼田仁が力尽きた。 【延長十一回、劇的なサヨナラの瞬間】 市和歌山・半田真一監督 岩本は100点。緊張感の中でテンポと制球が良かった。後攻なので延長に入れば有利と考えていたが、期待通りになった。 呉・中村信彦監督 (岩本の)直球を狙ったが、思った以上に球威があり、高めのボール球に手を出しすぎた。打線はもっと力強さを身につけないと。