【速報 ジロ・デ・イタリア2024】猛烈な追いあげでメルリールが区間2勝目/第18ステージ
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)230 Pts 2 ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)148 Pts 3 ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ/EFエデュケーション・イージーポスト)130 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 67h 27' 31'' 2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 41'' 3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)+ 03' 23''
チーム総合順位 1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 202h 40' 13'' 2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 16' 46'' 3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 34' 11''
リタイア 37 クリスティアン・スカローニ(イタリア/アスタナカザクスタン)
5月24日(金) 第19ステージ モルテリアーノ > サッパーダ 157 km(丘陵 ★★★☆☆/獲得標高 2850 m) 今大会最後の大逃げ勝利に期待 小さくても、スパイスの効いた山が待っている。大会も残り3日。上り巧者たちが今大会最後の大逃げ勝利を目論み、夢破れた総合エースも、自らの名声を救うために果敢な走りを見せるかもしれない。 前半100kmに目立つ難所はない。モルテリアーノを出立すると、一行はひたすら北を目指す。タリアメント渓谷の道はじわじわと上り続けてはいるものの、好ましい逃げ集団が出来上がるまでには、うんざりするほどの時間を要する可能性もある。 100kmかけて東アルプスの麓にたどり着くと、後半60km、待望の山岳バトルに突入だ。最初に出会う2級山岳パッソ・ドゥロンは、登坂距離こそ4.4kmと短いが、平均勾配は9.7%と激辛。特に上り始めにいきなり最大18%ゾーンが出現し、序盤2kmは軒並み2桁台の勾配で圧倒する。続く3級山岳セッラ・ヴァルカルダ(5.4km、6.5%、12%)もまた、パンチ力を大いに求める。中盤約1kmにわたって10%超の難ゾーンが潜み、終盤にも9%台が連なるのだ。 2018年大会第14ステージでも、ドゥロン→ヴァルカルダの連続登坂が使用された。あの日はそこから魔の山ゾンコランに向かったが、今回は細く曲がりくねった山道をたどりながら、最後には2級山岳チーマ・サッパーダ(8.3km)にたどり着く。やはり平均勾配4.8%を信じ込んではならない。後半1kmにわたって平均11%・最大15%の壁が立ちはだかるのだ。そこからの1.5kmも8%台と、難しさが続く。 フィニッシュラインが引かれたのは、サッパーダ山頂から6.2km先。つまり激勾配でアタックを決めた後も、猛スピードの下りを冷静に攻略せねばならない。ラスト2kmには一瞬ながら勾配10%超の障害も待っている。ちなみに2018年第15ステージで、マリア・ローザ姿のサイモン・イェーツがこの地を勝ち取っているが、実はコースが重なるのはラスト1.5kmだけ。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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