おもちゃは取ってくるけれど、飼い主には渡さない犬 行動からわかる心理を獣医師に聞いた!
【獣医師解説】おもちゃをくわえて来たのに、あとちょっとのところで飼い主さんに渡さない犬の心理
はるたくんは飼い主さんにおもちゃの骨を持ってきてくれたかと思いきや、「あとちょっと」のところで立ち止まり、その場でおもちゃをカミカミしていました。 この行動からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。 原先生: 「はるたくんにとっては、おもちゃを近くまで持ってきたりカミカミしながら大好きな飼い主さんの注意を引いている段階で、すでに『遊びのひとつ』として成立しているのかもしれませんね。 そのため、渡さないようにしているとかではなく、持ってきたことによって飼い主さんの注意を引くことができたり、声をかけられている段階ですでに満足しているのではないかなと思います。 家族やほかの犬などと一緒に遊ぶことが大好きなコや、かまってもらったりすることが好きなコなどは、はるたくんのように『他者の反応を楽しむような遊びを好む』傾向があるのではないかと考えられます」 (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生) 写真提供・取材協力/@corgiHARU0628さん/X(旧Twitter) 取材・文/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室