函館で「五稜星の夢」スタート、花火打ち上げ 光の共演、冬彩る
国の特別史跡・五稜郭跡のイルミネーション「五稜星の夢(ほしのゆめ)」(実行委主催)が1日、スタートした。2000灯のライトアップが五稜郭を星形に浮かび上がらせ、郭内から打ち上げられた花火とともに、華麗な光の競演で冬の夜空を彩った。
市民のボランティアでつくる実行委(柏倉光一委員長)が1989年から毎年開催し、冬の五稜郭の美しさを全国にアピールしている。 五稜郭タワーの展望台にはイルミネーションを見に多くの観光客や市民が詰めかけ、約800発の花火が打ち上げられると、感嘆の声と拍手が起こった。函館柏野小学校3年の古川向日葵さん(9)=函館市本町=は「夜の五稜郭はとてもきれいでびっくりした」と話し「こんなにたくさんの観光客が来てくれるなんて」と、地元の誇る五稜郭の値打ちを実感した様子だった。 イルミネーションは日没から午後7時まで、来年2月28日まで毎夕点灯する。五稜郭タワーの営業は午後6時まで。
函館新聞デジタル