夏到来の華やぎと一服の清涼感、駒川商店街で浴衣パレード/大阪
大阪市南部の繁盛商店街として知られる駒川商店街(東住吉区)でこのほど、浴衣パレードが開かれ、カラフルな浴衣に身を包んだ80名の参加者が商店街を練り歩き、夏到来の華やぎと一服の清涼感を醸し出していた。 地元商店街が主催し、今年で5回目。事前に市民から参加を募り、広い商店街をパレードするもの。参加者は集合場所に浴衣を着込んで集まったときから盛り上がり、浴衣談義に花を咲かせていた。 [動画]平野のだんじりで地元商店街を盛り上げ パレードが始まると、買い物客らがカメラ片手に待ち受け、参加者も家族や知人を見つけては手を振って応えた。パレードをしながら、司会者が左右の店舗を1軒ずつ紹介していくという演出が、商店街のイベントらしい。地元商店街のゆるキャラ「駒ちゃん」「川ちゃん」も、愛想をふりまいた。
浴衣コンテストで「イクメン男性」が初入賞
浴衣パレードに続いて、抽選で選ばれた20名による浴衣コンテストが開催された。出場者は特設ステージで浴衣の印象などを話したあと、くるっとひと回りして、決めポーズ。審査の結果、幼児を抱いて参加した「イクメン男性」が、5回目で初めての男性入賞者に。感想を聞かれて、ともにパレードに参加した妻に向かって「愛してるよ」と叫んで、かっさいを浴びていた。 駒川グランプリ賞に輝いたのは平野区在住の奥西紗希さん。1万円分の商品券などが贈られた。着こなしやヘアスタイルが評価されたが、「受賞するなんて信じられません」と感激しきりだった。 審査員を務めた駒川商店街女性部長の荻野愛子さんは「浴衣パレードの主役は、お子さんや若い娘さんたち。毎回好評ですので、幅広い世代に商店街の良さを知ってもらえるよう続けていきたい」と話していた。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)