【立憲民主党代表選2024】推薦人や支持率調査から見える展望とは?
推薦人から見えるパワーバランスとは?
ここで、水内氏は各自の推薦人にも注目します。 吉田氏の推薦人には、野田氏に出馬要請をした小西洋之参院議員や谷田川元衆院議員、奥野総一郎衆院議員も名を連ねました。また、玄葉光一郎衆院議員は吉田氏の推薦人ですが、野田氏の支持を明らかにしています。 水内氏「こういうことは自民党総裁選ではあり得ないことですから」 MC伊藤由佳莉「推薦人20人の確保が難しいという話は前から出ていたので、選挙始まる前にどうにかできなかったのかは思っちゃいますね」 水内氏「出やすい環境にするなら、もっと早い段階で党の改革があってもよかった気もします。しかし、代表選に立候補する人は総理大臣を目指す立場です。20人ぐらいを口説き落とせないで総理大臣を目指そうとするのかっていう意見もあります」
最新の支持率調査では野田氏がトップ独走
選挙ドットコムがJX通信社と共同で9月14日(土)、15日(日)の2日間に行った代表選に関する支持率調査では、全体、立憲民主党支持層のみ、無党派層のみの3分類でいずれも野田氏、枝野氏、吉田氏、泉氏の順になりました。 野田氏がトップを独走している状況について、水内氏は自民党総裁選前半の報道で小泉進次郎氏が優勢との見方が出回ったこととの関連性も指摘します。 水内氏「小泉さんに対抗できる人と考えたときに、総理を経験して安定感のある野田さんに支持が集まっているのではないでしょうか」
ここでMC伊藤が立憲民主党の情勢が変動する可能性があるのか尋ねると、水内氏は「可能性としてはちょっとある」と予想。 代表選では一度目の投票で過半数を獲得する候補者がいなければ、上位2人による「決選投票」が行われます。現在の支持率調査などからすると野田氏と枝野氏の対決になる確率が高そうです。 野田氏が圧倒的に優勢ではありますが、枝野氏も「攻撃型の論客」として支持を集めて票が分散する可能性があるとの見立てを話します。 立憲民主党代表選はいよいよ投票日が迫っていますが、水内氏は「民主党政権時代の反省を踏まえ、自分たちが政権を取ったらどうなるのか見えるような論戦にしていかないと実情が見えない。白熱した議論がほしい」と辛口のエールを送りました。