マニュアルや基準などを統一 統合に向け2024年度内に医療連携推進法人を設立へ
青森朝日放送
青森県と青森市は、県立中央病院と青森市民病院の統合に向け、共通のマニュアルや統一基準などを作成する地域医療連携推進法人を設立します。 4日は、法人の設立に向けた社員総会が県庁で開かれ、法人の定款や理事と監事の選任について決議しました。 新たな法人の名称は「あおもり医療連携推進機構」とします。 また、円滑な病院統合と統合の効果を早期にあげるため、両病院が連携して業務を推進するという運営方針を確認しました。 連携推進法人では、病院の統合に向けてマニュアルや基準などを統一するほか、共同研修による人材育成、計画的な職員採用などを行います。 【宮下知事】 「特に統合新病院の開院に向けては、統合前から両病院が連携することによりまして、統合効果が県民の皆さん、そして市民の皆さんに早期に感じていただくことが重要だと考えております」 【青森市 西市長】 「青森地域ではどういった医療が求められているのか、そしてまたどういった医療が提供できるのかといったことも、関係医療機関の意見なども踏まえながら連携法人への参画を順次拡大していきたいと思っているところです」 地域医療連携推進法人は、医療機関の連携強化などを主な目的とし、県内では2021年に十和田市と三沢市による「上十三まるごとネット」が初めて認定されました。 県と青森市は今後、登記など必要な手続きを経て県病と市民病院、それに県立つくしが丘病院と青森市立浪岡病院による連携推進法人を、2024年度中に設立することにしています。