3連休最終日 秋雨前線+暖湿気で大気不安定続く 九州中心に猛暑日続出 台風14号発生また南西諸島接近か
3連休最終日、お出かけ日和なのは北日本で、そのほかの地域は折りたたみ傘があると良さそうだ。西・東日本を中心に大気の不安定な状態が続く見込み。道路の冠水や河川の増水などに注意が必要になる。35℃以上の猛暑日エリアは縮小するものの、九州北部を中心に猛暑日が続出しそうだ。大型の台風14号は、18日(水)ごろ、南西諸島に近づくおそれがあり、情報に注意が必要になる。
行楽日和は北日本 西・東日本は折りたたみ傘を
ようやく動き出した秋雨前線は、あさって(水)にかけて東日本付近にほとんど停滞し、その南には暖かく湿った空気が流れ込む。きょう(月)も西・東日本を中心に大気の状態が不安定で、午後ほどあちらこちらで雨や雷雨になる見込み。局地的に短時間で一気に道路が冠水するような雨が降る可能性がある。アンダーパスなどの冠水や河川の増水、落雷、突風などに注意が必要だ。 沖縄も変わりやすい天気で、晴れたりにわか雨があったりしそうだ。一方、東北北部や北海道は広い範囲で秋晴れで、行楽日和になる見込み。
西・東日本は暑さ長引く 北日本は寒暖差大
東海から西ではきのうと同じレベルの暑さの所が多く、九州北部を中心に35℃以上の猛暑日が続出しそうだ。最高気温は、日田(大分)や久留米(福岡)で37℃、熊本や佐賀、福岡では36℃、長崎や山口、広島は35℃の予想。太宰府(福岡)では今年58日目の猛暑日になり、日本の年間最多記録をさらに更新する見込み。東京都心は30℃と、関東では暑さがトーンダウンしそうだ。札幌はきのう、約2か月半ぶりに20℃に届かず日中も涼しくなったが、きょう(月)は平年並みの24℃になる予想。 西・東日本では、猛暑日が9月なのに10日以上続いている所があり、夏のような蒸し暑さも長引いている。北日本では朝晩と昼間の寒暖差が大きくなってきている。体調管理はしっかりと行いたい。
台風14号発生 18日(水)ごろ南西諸島に接近か
昨夜、マリアナ諸島付近で、大型の台風14号が発生した。今後は、この三連休に南西諸島に近づいた台風13号の後を追うような形で似た進路をたどる予想。18日(水)ごろ、南西諸島に接近し、18日(水)をピークに荒れた天気をもたらすおそれがある。今後の情報に注意が必要だ。 (気象予報士・丸田絵里子)