徳光和夫さん、ラジオ生放送で元NHK・鈴木健二アナを追悼…「私が生ある限りあれほどのアナウンサーに出会うことはない」
フリーアナウンサーの徳光和夫さんが6日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(土曜・午前5時)に生出演した。 番組では、NHKの元アナウンサーで、同局の「クイズ面白ゼミナール」「歴史への招待」などの司会で知られた鈴木健二(すずき・けんじ)さんが3月29日、老衰のため福岡市内の病院で死去していたことを報じた。95歳だった。 驚異の記憶力と博識ぶりで、昭和のテレビ史を象徴する看板アナ。1984年の紅白歌合戦での「私に1分間時間をください」という名文句は伝説になった。文筆業でも活躍し、著書「気くばりのすすめ」は400万部を超えるベストセラーとなった。 徳光さんは、自らが素晴らしく優秀だと感じるアナウンサーとして久米宏、草野仁、古舘伊知郎、安住紳一郎、羽鳥慎一らをあげた上で「ランクはつけられないわけです。でも誰がナンバーワンかって問われれば即座に鈴木健二さんと申し上げたいです」と明かした。 続けて「私が生ある限りあれほどのアナウンサーに出会うことはないだろうなと思えてならないわけであります。唯一無二の国民的アナウンサー、それが鈴木健二さんだと思います」と絶賛。そして「歴史に残る名アナウンサーだと思います。ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。
報知新聞社