K-1のカルロス菊田プロデューサーが「カルロス」の意外な由来と若き日の華麗なるニューヨークライフを明かす
K-1のカルロス菊田プロデューサーが「カルロス」の名前の由来とその華麗なる遍歴の一端を明かした。 カルロス氏は「K-1 AWARDS 2023」(2月7日)で「ベストおさわがせ賞」を受賞。その副賞として「JAPAN MOVE UP」(TOKYO FM)の出演権が贈られ、3月9日の放送に出演した。 カルロス氏は東京藝術大学音楽学部を卒業後「音楽家の道を歩むか、そうではない道を歩むかということを考えていた時に、ラジオ業界のレジェンドといわれる方に声をかけていただき、ラジオの仕事をさせていただいた」と音楽家の道には進まず、まさかのラジオ業界入り。そしてその時の縁でソニーミュージックに入社。2000年からニューヨークに赴任し映像コンテンツのシンジケーションビジネスを手掛けていたのだが、この時に「ちょっとしたご縁があって、K-1の国際的な映像シンジケーションビジネスの構築に携わるようになり、約140カ国にK-1 WORLD GP、K-1 WORLD MAX、HERO’Sの放映権をライセンス販売した」という。そういった実績があり、昨年、新生K-1が第2章を迎えるにあたり、カルロス氏に新プロデューサーとして白羽の矢が立ったわけだ。 そしてこの「カルロス」という名前については「そのニューヨーク時代に真剣にアルゼンチンタンゴを踊っていました。人前で踊ることもあったんですが、その時に師匠から『カルロス』と命名されました」とまさかの経歴を明かした。
なぜアルゼンチンタンゴ?という向きもあろうが、カルロス氏が青春時代を送った1990年代後半は日本では折からのアルゼンチンタンゴブームで若き日のカルロス氏も「タンゴっていいな、心にしみるなと思っていた」とすっかりタンゴの虜になっていたもよう。 また番組ではカルロス氏のリクエスト曲としてビリー・ジョエルの『アップタウンガール』がかけられたのだが「これは1983年のビリー・ジョエルの『イノセント』というアルバムからの第2弾シングル。このミュージックビデオには後にビリーと結婚するクリスティ・ブリンクリーという女優さんが出ていて、僕はこの時まだ学生だったんですが“マンハッタンってすごいな。アップタウンってどんなものなんだろう”。“アップタウンガールのガールフレンドが欲しい”と思っていました(笑)」と選曲の理由を明かし「20年後にはニューヨークに移り住んで、68丁目のセントラルパークウェストのアパートを借りて、ロシア系アメリカ人のアップタウンに住むガールフレンドもできました(笑)」と当時を振り返った。 ラジオでは3月20日に開催される「K-1 WORLD MAX」(東京・国立代々木競技場第一体育館)の見所と今後のK-1の世界戦略についてや自身の休日の過ごし方などについても語った。番組は後日、ポッドキャストでも視聴できる。