地震で被災した熊本城平櫓 石垣の復旧工事始まる
熊本朝日放送
2016年の熊本地震で被災した熊本城の平櫓で、土台となっている石垣を積み直す作業が始まりました。 復旧対象は、地震の影響で膨らみが生じた部分、石垣全体の3分の1にあたる185平方メートルで、約830個の石材を積み上げていきます。 石材1個の重さは、約500キロから1トンで、1日に積み上げられる数は、5~6個と、地道な作業が求められます。 平櫓の大規模な復旧工事は初めてで、来年8月下旬に石垣の積み直しと櫓本体の復旧を終える見通しです。 岩佐康弘復旧整備課長 「天守閣の上にのぼれば、作業の様子が少しは見えるが、たくさん見えるわけではないので、SNSなどを介して作業の状況をお伝えできればと考えています」 熊本城の完全復旧は、2052年度の予定です。