MMA初挑戦の那須川龍心「兄以上のものを見せたい」 天心からは「実力で勝っていけばみんな手のひらを返してくる」との言葉【RIZIN.45】
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で開催された。MMAに初挑戦する那須川龍心(TEAM TEPPEN)が「兄以上のものを見せたい」と誓った。 那須川はRIZIN MMAルール、5分3Rでシン・ジョンミン(韓国/オーサムマルチジム)と対戦する。 那須川は16日に行われた「RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」のリング上で参戦をアピールし、急きょ参戦が決まった。ジョンミンは昨年8月にキックボクサーとしてプロデビューし、ここまでの戦績は4戦2勝2敗。那須川と同じ17歳で、こちらもMMAデビュー戦となる。 那須川はジョンミンについて「勝ってる試合が全部KOってことなのでそういうパンチ力っていうのはあるんじゃないかと思いますけど、普通にキックやっても勝てるとは素直に思いました」、試合については「本当に今回はしっかりKOか一本とかで勝たないと今後も呼ばれるっていうのは難しいと思う。良くも悪くも今回は注目されているのでそこで一発かましたいというのはあります」と語った。 MMAの練習についてはBRAVEで行ってきたのだが「辛かったことは正直なくて。練習内容はきついんですけど、何をやるにしても楽しいほうが勝っていた。寝技でぼこぼこにやられますし。それでもひとつずつ成長していっているのが楽しい。そっちのほうが勝っている」とこの2週間を振り返り「キックでもチャンピオンではないので、やり残したことがある。それでRIZINでMMAずっとやっていくかと言われたら正直分からない」と言いつつも「2週間だけだけどMMAをやってめちゃめちゃ楽しくてすげえ迷っています。どっちもやりたいというのはあります」と来年以降の二刀流の可能性についても含みを残した。 兄の那須川天心からは「ここでしっかり派手に勝たないと。しっかり実力で勝っていけばみんな手のひらを返してくるから」と言われたという。また「天心がRIZINに初めて出たのはMMA。同じ道というのもそうですし、MMAで兄以上のものを見せたいなというのはある。一度、天心が練習を見に来たけど“俺よりできてるね”と言われたので、そこに関しては天心以上のものを見せられるんじゃないかと思っています」と語った。 天心は2016年12月29日の18歳の時にRIZINに参戦しMMAに初挑戦。ニキータ・サプンにKO勝ちを収めている。