本並健治氏がサッカー五輪代表にエール「勝ち点1でも取れれば、そこに全ての力を」 “もってる”キーパー小久保にも注目
元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈(41)とサッカー元日本代表で、現在は解説者としても活躍する本並健治氏(60)夫妻が五輪の舞台に臨む後輩たちにエールを送った。男女の日本代表でそれぞれ活躍した2人。観戦のポイントやキーマンを挙げ、さらには自宅での観戦スタイルも語った。 ◇ ◇ 大岩剛監督が率いるサッカー・U-23代表は1次リーグの初戦として、開会式に先立って24日(日本時間25日未明)にU-23パラグアイ代表と対戦。本並氏は「しっかり勝つことがまず大事だが、勝ち点1でも取れれば。そこに全ての力を持っていってもらいたい。勝てれば波に乗っていける」と力を込めた。 1968年のメキシコ五輪以来となるメダル獲得を期す舞台。「メダルは当然期待する部分ですけども」と語りながら「何せ当たるチームが強い。(1次リーグはパラグアイ、マリ、イスラエルと同組)だからそこを勝ち抜くだけでも大変」と冷静に分析した。 監督経験者ならではの視点も。基本的に中2日の過酷な日程で進み、登録人数もW杯より5人も少ない大会だからこそ「18人全て使い切らないといけないと思う。でも(五輪)予選を見ていてても、メンバー的には非常にレベルが高い。面白いチームだと思っています」と見通しを語った。 自身の現役時代は「浪速のイタリアン」の愛称で人気を博したイケメンGK。注目選手には「やっぱりGK」と小久保怜央ブライアン選手を挙げた。五輪予選での活躍が光ったと言い「“もってる”のかなと感じますね。GKとしてが大事な要素です。実力はあっても、高いパフォーマンスが出ないっていう選手もいるので」と話した。 妻の丸山も元なでしこジャパンと、夫婦そろって元サッカー選手。2人でサッカー観戦をする際は、現役時のポジションの違いから「FW視点、GK視点と全く違う見方はしてますけど、ああでもないこうでもないと話ながら見ることが多い。最終的にけんかになりますけど」と苦笑い。日本からエールを送る五輪視聴者に向けては「ゴール前の攻防は注目してほしい。あとはもう好きな選手を作ってほしい。顔でもいいですし、プレーでも。推し選手を作るのが一番早いと思います」と呼びかけた。 ◇本並健治(ほんなみ・けんじ)1964年6月23日生まれ。Jリーグ初年度からG大阪でGKとして活躍。1994年には日本代表に選出され、国際Aマッチ3試合に出場。引退後は、解説者として活動する一方で指導者ライセンスも取得し、2012年になでしこリーグ・大阪高槻の監督に就任。20年に結婚した妻の丸山は大阪高槻時代の教え子。