「困難に会っても諦めずに」 パリ・パラリンピック陸上400で7位 佐々木真菜選手が福島県郡山市片平中で講演
今夏のパリ・パラリンピック陸上女子400メートル(視覚障害T13)で7位に入賞した佐々木真菜選手(27)=東邦銀行=は福島県郡山市の片平中で講演し、挑戦することの大切さを説いた。 市の東京2020オリンピック・パラリンピックレガシー継承事業の一環。全校生ら約70人が参加した。 佐々木選手は「昨日の自分より一歩前へ」の演題で、陸上を始めた経緯や障害、競技を通じて学んだことなどを紹介した。「困難に立ち会っても諦めずに解決方法を探してほしい」と伝えた。 質疑応答では、生徒から競技の魅力や気分転換する方法などについて質問が寄せられた。一番の思い出を聞かれた際には、初の海外での試合となったパリ・パラリンピックを挙げた。他国の選手に「小さいけど早く走れるんだね」と褒められた出来事や、大歓声の中で走って胸が躍った記憶などを懐かしそうに語った。 (郡山版)