獅子舞存続へ現状探る 富山大生が氷見の暮らし・文化研究の成果報告
富山大人文学部文化人類学研究室の4年生が8日、氷見市の暮らしと文化について調べた成果を市教育文化センターで報告した。 藤本武教授の研究室の学生は3年だった2023年度、氷見をフィールドワークの地に選び、各自テーマを設定して活動した。報告会は能登半島地震の影響でずれ込み、4人が参加した。 森谷紗英さんは「氷見獅子の運営現状」がテーマ。獅子舞を担ってきた青年団が減る中、集落で守っていこうと保存会を設立した小久米に約10回通って現状を調べ、青年団主導の堀田や獅子方連中が母体の柳田上と比較した。「各地域の獅子舞を残していくためにもそれぞれに合った運営方法を見つけていくことが継続につながる」と述べた。