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　タクシーの運転手をはさみで脅し、売上金を奪ったなどとして強盗や窃盗などの罪に問われた広島市西区の無職の男（41）の判決が26日、広島地裁であり、後藤有己裁判官は懲役5年（求刑懲役7年）を言い渡した。 　後藤裁判官は「準備したはさみを運転手の首元に突き付けるなどしており、相当に危険な犯行」と指摘。金銭に窮した主な原因はパチンコで、犯行で得た現金の多くをパチンコに費やしたとし、「強い非難が向けられる」などと述べた。 　判決などによると、被告は6月23日、東区の路上に停車中のタクシー車内で70代の運転手男性にはさみを突き付け、「金を出せ」「刺すぞ」などと言って脅迫。1万2千円を奪い、運賃1630円の支払いを免れるなどした。