草なぎ剛(49)185週の異例ロングラン上映に「幸せ」 服部樹咲は感極まり涙…
俳優の草なぎ剛(49)、女優の服部樹咲(みさき=17)が26日、東京・千代田区のTOHOシネマズ日比谷で行われた、映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)のロングラン最終上映御礼舞台挨拶に登場した。 同作は、トランスジェンダーとして体と心の葛藤を抱える凪沙(草なぎ)が、親から虐待されながらもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部)と出会い、生活をともにすることで母性に目覚めていく姿を描く。 2020年9月25日に封切られ、4年目の現在も毎週水曜日に同所で上映が続き、185週という異例のロングランを記録していたが、ついにこの日が最終上映となった。 草なぎは満員の客席を見わたし、「ありがとうございます!」と笑顔。「作品というのはシビアな世界で、新しい作品があるし、忘れていってしまう作品もあるけど、こうやって長い時間みんなの心の中にあると思うと、こういう仕事をしていて何よりも幸せだなと感じる」としみじみ。「映画は自分の人生において大きなものなので、凪沙がいなかったら今の自分ではないし、『ミッドナイトスワン』に出会えたから、最高の自分になっていると思う。とても良い役に監督が巡り合わせてくれたおかげで、この4年間すごく幸せに生きられています。ありがとうございます」と感謝を伝えた。 同作の反響が大きかったといい、「(香取)慎吾ちゃんもこの作品を見て感銘を受けてくれて、『自分が演技をするのやめようかと思うくらい、つよぽんが良かった』って」と明かした。 服部は同作が女優デビュー作。「当時は夢みたいな、実感がわかずに頑張っていたけど、今となると女優としてはデビュー作だけど、バレエでいうと集大成みたいな…」と言うと、感極まり涙。「幼い頃からバレエをやってきて、この作品に出て、皆さんから『すてきだった』とか『きれいだった』とか感想を聞くたびに、このためにバレエをやってきたんだなって思えるし、救われた」とあふれる涙をぬぐった。
テレビ朝日