マウントフジ100が「ワールドトレイルメジャーズ」として開催 女子優勝者は男子を含めても3番目!
今回が10回目の開催となるトレイル大会「マウントフジ100」(Mt. FUJI 100/前回までの大会名は「ウルトラトレイル・マウントフジ」)は4月26日、27日の2日間、静岡県富士市の富士山こどもの国をスタート、富士山麓をめぐって山梨県富士吉田市の富士北麓公園富士山の銘水スタジアムにフィニッシュする約166.6kmのコースで開催されました。 今大会は2024年に始まった世界各地のトレイル10大会をシリーズ化した「ワールドトレイルメジャーズ」の一つとなり、国内外から約2700人が参加(制限時間は44時間30分~45時間)。男子はデン・グオミン選手(中国)が19時間10分34秒で初優勝し、女子はコートニー・ドウォルター選手(アメリカ)が19時間21分22秒で6年ぶり2回目の優勝を果たしました。コートニー選手は男子を含めても3番目でのフィニッシュで、女子選手では初めて20時間を切りました。 日本勢は男子の村田諒選手(東京)が20時間27分14秒で3位、女子の清宮由香里選手(山梨)が23時間36分55秒で2位に入りました。
男子優勝 デン・グオミン選手(中国、34歳)
「今日のレースは決して完璧ではなく、これから振り返れば反省点はあるでしょう。特に終盤の三つの山を越えるときは大変な思いをしました。しかし最後まで走り切り、レースで優勝することができたことに感謝しています」
女子優勝 コートニー・ドウォルター選手(アメリカ、39歳)
「今日、富士山の周りを走れたことはとても幸運だったと思います。日が登ってからは美しい富士山の姿を楽しめました。素晴らしい人たちに囲まれて、今日は外を走るには最高な一日だったから、最後まで全力を振り絞ることができました」
男子3位 村田諒選手(東京、31歳)
「日本人1位、男子3位という結果は正直に言ってそこまで描けていなかったのでうれしいです。支えてくれる方々、特に11カ月の子どもがいる中、練習を優先させてくれた妻に感謝していますし、結果で返せて良かったです」
女子2位 清宮由香里選手(山梨、34歳)
「初めての100マイルの挑戦はとても楽しい1日でした。辛い時もあったけど、やめたいと思ったことはなかったです。ゴールできたことをとてもうれしく感じています。他の選手と応援し合ったり、一緒にゴールを目指したりできるのは、トレイルランニングの魅力です」