【NFL】ベンガルズ戦で400ヤード超えを達成したことを冷静に受け止めるスティーラーズHCトムリン
攻撃コーディネーター(OC)を解雇してから5日後、ピッツバーグ・スティーラーズの攻撃陣は400ヤード超えを達成。スティーラーズはこれまでの58試合でそれを成し遂げることができていなかった。 【動画】2023年第12週:本拠地にスティーラーズを迎えたベンガルズ
タッチダウンは1回だけだったものの、スティーラーズが現地26日(日)に地区ライバルのシンシナティ・ベンガルズに16対10で勝利するにはそれで十分だった。
ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは試合後の記者会見でオフェンスについて「大手を振って“やってやったぞ”というふうに振る舞っているつもりはない。今日は勝つために必要なことをやった。これからも突き進んでいく」と語っている。
攻撃コーディネーターを務めていたマット・カナダが先週の火曜日に解雇されたことを受け、スティーラーズ攻撃陣はベンガルズ戦の序盤から、以前と大きく異なっているように見えた。最大の収穫は、スティーラーズがトータルで421ヤードを稼ぎ出し、58試合連続で400ヤード超えを達成できていなかったという状況に終止符を打ったことだろう。
クオーターバック(QB)ケニー・ピケットは「間違いなく前とは違う」とコメント。
「プレーコーラーが新しくなったから、彼の好きなコールの流れには少しずつ慣れていくものだろうし、それはこれからも調整し続けていく部分だ。でも、どのドライブでも生産的なドライブができていたし、ボールもよく動かせていた。いくつかのペナルティやターンオーバーは・・・なくしたいね。そうしたらもっと点を入れられるようになるはず。だけど全体的には、みんなのプレーに満足している」
スティーラーズのオフェンスは芸術的とは言い難いものだったが、ハードワークが実を結び、進歩が見られるものだったと言えよう。スティーラーズはシーズン第11週に敗れたクリーブランド・ブラウンズ戦でトータル249ヤードしか稼げていなかったが、ベンガルズ戦ではハーフタイムの時点で221ヤードを記録していた。