【ラグビー】U20日本代表、始動。2月にはFWだけのキャンプも。
2024年度のU20日本代表の活動が始まった。 12月4日、5日には関東の学生をメインに、11日、12日には関西と九州の学生をメインにキャンプがおこなわれた。 それぞれ熊谷ラグビー場Bグラウンドに28人、摂南大グラウンドに30人が集まる。大学選手権を控えているメンバーは不在だ。 4年ぶりに活動が再開された昨季と比べ、2か月も早いスタートだ。 今季からU20を指揮するのは、大久保直弥HC(前・静岡BRコーチ)。前倒しするわけを話す。 「去年は本戦(U20チャンピオンシップ)が始まるギリギリまでセレクションをしていたことが一番の反省という、レポートがありました」
大久保HCによれば、2月から3月にはワイダースコッドのような形でメンバーをある程度固め、2月末には「32、33人」まで絞る。そして、5月から6月に試合を重ねていく流れだ。 「(5、6月の試合は)セレクションのための試合は考えていません。チームを作るための試合です」 2月にはFWだけを集めた合宿をBKに先んじて始める予定だ。本大会では、強化に時間のかかるセットプレーで優位に立ちたい。 大久保HCは就任会見でも、「最低限、スクラムとモールでアドバンテージを取らないと(チャンピオンシップでは)話にならない」と語っていた。 2、3月のキャンプでは、埼玉ワイルドナイツをはじめ、リーグワンのチームの胸を借りるようだ。 「U20のシックスネーションズを吹いた滑川(剛人レフリー)は、フィジカルレベルはリーグワンと遜色ないと、その時の体感を話していた。つまり、そのレベルでやらないとチャンピオンシップ過去1勝の現実を変えられない。リーグワンのチームがそれに共感してくれた。ありがたいことです。2、3月は毎週のように集まって、1日半ほどのキャンプをやります。もちろん大学との兼ね合いがあるので、テストなどがあればそちらが優先。(各選手に)はやめにアナウンスしたい」 今回のキャンプでは、選手たちの反骨心の有無を確認したという。 「格上の相手に対して反骨心のない人間は、僕の経験上(インターナショナルで戦っていくのは)難しい。大学のジュニアの試合では分からないところなので、そこを見たかった」