大谷翔平超えなるか 花巻東の佐々木麟太郎が登場 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会は第5日の23日、注目の強打者である花巻東の佐々木麟太郎(2年)が初の甲子園に臨む。高校通算本塁打はセンバツ前までに56本に伸ばし、花巻東OBの大谷翔平(米大リーグ・エンゼルス)の高校3年間の通算本塁打数と並んだ左打ちのスラッガーだ。 【過去には小芝風花さんも】歴代センバツ応援イメージキャラ 市和歌山との初戦を控えた22日、佐々木はオンライン取材で「緊張はあるが、それ以上に甲子園でプレーできる喜びと感謝を持って頑張りたい」と話した。 昨年12月、腕や手にしびれなどが生じる「胸郭出口症候群」で両肩を手術。リハビリを重ね、2月下旬からバットを振れるようになった。「はっきりと手術前の感覚を取り戻しているわけではなく、調子の浮き沈みもある」と語るように万全とは言いがたい。それでも、今春はここまで練習試合で6本塁打を放つなど、そのパワーを示してきた。 大谷は自身初のセンバツで大阪桐蔭の藤浪晋太郎(阪神)から本塁打を放った。佐々木は「チームに貢献する強い打球を打ちたい」と本塁打にはこだわらないが、聖地で快音が聞かれるか注目される。「準備はしてきた。気持ちで負けないように打席に臨む」。幼いころからスタンドで見ていた憧れの場所へ、いよいよ足を踏み入れる。【円谷美晶】