近畿各地で記録的な暑さ この季節気になる汗のニオイ その対策方法は 他にも自覚のない厄介なニオイも。。。
5日、近畿地方で最も暑くなった兵庫県豊岡市。午前10時前には猛暑日を観測し、最高気温37.9℃を記録しました。平年より8℃ほど高い気温です。今シーズン初の猛暑日となった大阪市内では、朝7時からすでに30℃を超え最高気温35.4℃まで上がりました。
厳しい暑さの中どうしても気になるのが汗のニオイです。 そもそもなぜ汗をかくとニオイが気になるのか? 制汗剤などを製造・販売している株式会社マンダムの奥田志保さんにお話を伺いました。 実は身体から出る汗や皮脂自体にニオイは無く、皮膚にいる菌が汗などと結びつくことで特有のニオイを発生させています。
また、汗のニオイにはある特徴が― 汗のニオイには7つのタイプがあります。日本人の汗による体臭はクミンなどのスパイシーなニオイや酸っぱいニオイなど7つのタイプに分類でき複数のタイプが混ざることで、個人それぞれのニオイが構成されるということです。 では、どのようにニオイを抑えればいいのか。 ポイントは「汗を抑えること」「菌を減らすこと」です。
(株式会社マンダム 奥田志保さん) 「例えばお家を出られる前ですとか汗をかく前に、ニオイが出る前にデオドラント製品・制汗剤を使うと臭いを防ぐことができる」
外出先では― 「ボディペーパーは外出先で手軽に使えるので首筋・胸元・脇の汗を拭くだけじゃなく、首筋にしっかり押さえたりしながら拭くと、冷たさを感じるし、清涼感も長持ちするのでおすすめ」
ニオイは汗だけじゃない! 気づかないニオイにも要注意
人のニオイには汗のニオイの他に、加齢臭、ミドル脂臭があります。 ▼加齢臭 40代後半から男女関係なく気になる臭いで、枯れ草のようなニオイが特徴です。胸や背中などの体幹部中心で皮脂成分が酸化することが原因です。 対策・対処法はー ・動物性脂肪を取り過ぎない。かぼちゃやみかんなどのビタミンC・Eをとる。 ・マメに皮脂を拭き取る。背中の洗い残しにも注意
▼ミドル脂臭 30代半ば~50代半ばの男性に特有のニオイ。使い古した油のようなニオイと表現されていることも。細菌が汗をエサにジアセチル、皮脂をエサに中鎖脂肪酸を作りだし、この2つが合わさることでミドル脂臭となります。厄介なことは本人に自覚がないことです。 対策・対処法はー ・運動や入浴で汗をかきやすい習慣を整え汗腺を鍛える。 ・意外と洗い残してしまう後頭部をしっかり洗う ①入浴前にブラッシング→②お湯で1分程しっかり洗い流す→③シャンプーで指の腹を使ってマッサージするように