早稲田大学、帝京大学から春の王座を奪うことはできるか。ラグビー関東大学春季交流大会
アタックのキーマンはやはりSO(スタンドオフ)野中健吾(スポ3=東海大大阪仰星)。春季大会第2節の東海大学戦から満を持して赤黒の10番に返り咲くと、早大の司令塔としてチームの攻撃を牽引してきた。
野中のパフォーマンスを支えているのは確かなスキルの高さだ。パス、キック、ラン、どれをとっても世代を代表する高水準の技術を安定して出し続けることができる。CTB(センター)やWTB(ウィング)のメンバーが定まらない中、早大伝統の展開ラグビーを体現すべく、チームのアタックをつなぐことができるか、その手腕に注目が集まる。
『Beat Up』のスローガンとともに『全勝』の目標を掲げ走り出したチーム佐藤。その宣言通りジュニア以下のチームも含めた全試合で勝利を挙げる快進撃を見せている。現在Aグループにおいて勝ち点差「2」で単独1位につけている早大。次節で引き分け以上の結果となれば春季大会初制覇が決まる。
帝京大との優勝決定戦。絶対王者から春の王座を奪うことはできるのか、『荒ぶる』へ向けて突き進む早大は大きなターニングポイントを迎える。
文:西川龍佑/写真:西川龍佑、清水浬央(早稲田スポーツ新聞会)
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