長崎県の応援ポケモンに「デンリュウ」が就任 全市町に「ポケふた」設置へ
株式会社ポケモンは28日、長崎県と連携協定を締結し、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する「デンリュウ」が「ながさき応援ポケモン」に就任したと発表した。 同社が取り組む「ポケモンローカルActs」の一環として、同県の魅力発信や知名度の向上、観光振興および誘客促進、県産品の消費拡大、地方創生と地域活性化に関する取り組みを両者で協力して進めていく。「ポケモンローカルActs」の取り組みは、今回で10件目となった。 同県を盛り上げる役割を担うポケモンは、デンリュウに決定。海に囲まれ、入り組んだ海岸線と大小多くの島々がある長崎は「灯台」の数も日本有数。ライトポケモンであるデンリュウのしっぽの先の輝く光は、はるか遠くまで届くとされて「うみのみちしるべ」となる。灯台を連想させるデンリュウは、かつて外国船が来航し、伝来した文化を全国へ発信してきた長崎にぴったりなポケモンだ。長崎では広く知られる童歌「でんでらりゅうば」。慣れ親しんだこの歌にも「でん」「りゅう」が入っている。 協定締結後、同県のすべての市町にポケモンの絵が描かれたマンホールの蓋「ポケふた」が随時寄贈、設置される。第1弾として、長崎市、佐世保市、大村市、雲仙市、新上五島町の5市町に「ポケふた」が設置されることが決まった。 さらに、デンリュウがラッピングされた路面電車がこの日から、30日からはバスの運行も開始する。「県産品の振興」の第1弾として、文明堂総本店とのコラボ商品「デンリュウの長崎カステラ」も販売される。