2月の過去最高気温、217地点 暖気影響、九州で春一番も
南からの暖かい空気の影響で、日本列島は19日、広い範囲で4月から5月並みまで気温が上がった。札幌市13.9度、秋田市20.1度など全国915の観測点のうち、北日本を中心に217地点(午後8時現在)で2月の観測史上最高を記録した。山口県や九州、奄美では春の訪れを告げる「春一番」が吹いた。 気象庁によると、日本の東にある高気圧の縁を回る暖かい空気が流れ込んだ。20日は暖気の影響が残る地域が多いが、その後は寒気が流入し気温が下がる日があり、体調管理に注意が必要だ。 北海道は各地で2月の最高気温を更新した。道内で最も気温が高かったのは湧別町と紋別市で、いずれも17.1度。紋別市は6月下旬並みで、湧別町では平年との差が19.2度に達した。 19日に2月の観測史上最高気温だったのは他に、新潟県上越市22.5度、福島県会津若松市20.2度、山形市18.9度、盛岡市17.1度など。被災した石川県輪島市は21.0度で5月中旬並み、大分県豊後高田市は21.9度で4月下旬並みと、いずれも今年最高となった。