敵国の難民を救うのか──。デンマーク人一家の信念の物語「ぼくの家族と祖国の戦争」
敵国の難民を救うか、見殺しにするか──。第二次世界大戦下で信念を貫こうとした一家の物語を、「バーバラと心の巨人」のアンダース・ウォルター監督が描き、デンマークのアカデミー賞(ロバート賞)5部門ノミネートならびに本年度SKIPシティ国際Dシネマ映画祭国際コンペティション部門選出を果たした「ぼくの家族と祖国の戦争」が、8月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。ビジュアルと予告編が到着した。 「ぼくの家族と祖国の戦争」予告編
ドイツ占領下にある1945年のデンマーク。市民大学の学長ヤコブは、敗色濃厚となったドイツから500人以上の難民を受け入れるよう命じられ、妻のリスと共にジレンマに直面する。もし誰もが敵視するドイツ人を救えば、裏切り者扱いされる恐れがある。だが救わなければ、多くの死者が出る。 そんな中、12歳の息子が交流しつつあったドイツ難民の女の子が、感染症を患う。友を救うべきか、国民感情を優先するのか、決断の時が迫る──。 ヤコブを演じるのは「アクアマン/失われた王国」に出演したピルー・アスベック、息子役はこれがデビュー作となるラッセ・ピーター・ラーセン。歴史の一ページにスポットを当てた、心揺さぶるヒューマンストーリーに注目したい。
「ぼくの家族と祖国の戦争」
監督・脚本:アンダース・ウォルター 出演:ピルー・アスベック、ラッセ・ピーター・ラーセン、カトリーヌ・グライス=ローゼンタール 2023年/デンマーク/デンマーク語・ドイツ語/101分/カラー/シネスコ/5.1ch 英題:BEFORE IT ENDS 日本語字幕:吉川美奈子 配給:スターキャット 宣伝:ロングライド ©2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/S 公式サイト:cinema.starcat.co.jp/bokuno