10歳のお年玉に「2000円」って少ないですか? 去年は甥に「少ない!」と言われたのですが、平均はどのくらいでしょうか…?
もうすぐ新しい年を迎えます。お正月というとお餅を食べたり、親族と会ったりとイベントはさまざまですが、子ども時代にもっとも楽しみだったのはお年玉だったという人は多いのではないでしょうか。大人になるにつれてお年玉を「もらう側」から「あげる側」になり、その中で「いったいいくらくらいあげればいいの?」と悩む人もいるでしょう。 本記事では、お年玉の相場や管理方法、使い道、そして大人でお年玉をもらっている人の割合について解説しています。
年代別のお年玉相場
学研が2022年末に小中学生の子どもを持つ親100名を対象にお年玉に関するアンケートを実施していますので、見ていきましょう。 このアンケートでは年齢別にお年玉の金額がまとめられていますが、基本的には渡す相手の年齢が上がるにつれて、渡すお年玉の額も大きくなっていっています。 それでは具体的に、今回のタイトルにもある10歳に渡すお年玉として2000円が少ないのかどうか見ていきましょう。10歳というと小学4~5年生です。小学4~6年生に渡すお年玉の金額について、渡す金額ごとの回答割合は次のとおりです。 ●1~999円:0% ●1000円台:8% ●2000円台:10% ●3000円台:29% ●4000円台:1% ●5000円台:28% ●6000円台:1% ●7000円台:2% ●8000円台:1% ●9000円台:0% ●1~2万円以内:7% ●2万円以上:0% ●あげていない:13% この年代では3000円台と5000円台が多く、両方合わせるとこの層で半数以上を占めます。この結果を見ると、2000円では少ない方だといえるでしょう。
お年玉の管理は親がする場合が多い
同アンケートでは、お年玉の管理者についても尋ねています。結果としては、「全額を親が管理している」が42%、「基本は親が管理して、一部子ども自身が管理している」が35%ですので、合わせると77%です。「全額を子ども自身が管理している」は10%に過ぎませんので、お年玉は基本的には親が管理する割合が大きいといえるでしょう。