青森市スノー・レスキュー隊出動 高齢1人世帯を雪から守る
青森朝日放送
青森市では、屋根の雪下ろしなどを行うスノー・レスキュー隊が出動。市の職員5人が向かったのは、10日で82歳になる佐藤ヒロ子さんの自宅です。 雪が積み上がった家に、一人で暮らしています。 【1月10日で82歳 一人暮らし 佐藤ヒロ子さん】 「雪片づけることもできないの。手もリウマチがあって重いものあまり持てないので、それで連絡しました」 「ビックリしちゃった。こんな雪じゃ住めないよね」 職員たちはまず、佐藤さんから状況を確認します。 「(ガス)ボンベが皆隠れちゃってるから、ここの雪」 「下にボンベがある?」 「2本入っている」 職員たちは、スコップやスノーダンプで、屋根の雪と家の周りの除雪作業を行いました。 【坂本庸明記者】 「今、西市長が除雪の現場に訪れました。これから視察をするということです」 4日に市が豪雪災害対策本部を設置したことで、8日から活動を始めた、スノー・レスキュー隊。 9日までに7件出動し、問い合わせは8日時点で38件ありました。対象は、65歳以上の人や障害がある人のみの世帯などで、一戸建てに暮らしていることが条件です。 相談を受けた後、市が現地調査を実施し、必要と判断した場合、出動します。 【スノー・レスキュー隊を利用 佐藤ヒロ子さん】 「本当にありがたいと思います」 「やっぱりうれしいね、私にはとてもじゃないけど1人じゃできないものね」 【青森市 西市長】 「これは、レスキュー隊の力の発揮するところだなというのを実感しているところです」 「今後もまたご連絡いただければ、一軒一軒確認をした上で1つ1つ対応して参りたいと思っています」