大谷、MVP最終候補入り ナ・リーグで初、3度目受賞有力
【ニューヨーク共同】米大リーグ機構は11日、今季の各賞の最終候補3人を発表した。54本塁打、130打点でナショナル・リーグの2冠に輝き、史上初の「50本塁打、50盗塁」を記録したドジャースの大谷翔平(30)が同リーグの最優秀選手(MVP)の候補に入った。エンゼルス時代の2021、23年にアメリカン・リーグのMVPを獲得しており、2年連続3度目の選出が有力視されている。受賞者は21日(日本時間22日)に発表される。 大谷の他にはメッツのリンドア、ダイヤモンドバックスのマルテの両内野手が候補に選ばれた。MVPの表彰は1911年に始まり、これまで指名打者(DH)専任選手の受賞はない。ア、ナ両リーグで同賞に輝いたのは61年にレッズ、66年にオリオールズで選出されたフランク・ロビンソンのみで、大谷が受賞すれば史上2人目となる。 MVPはレギュラーシーズンの成績を対象に全米野球記者協会の会員30人による投票で決まり、投票はポストシーズン開始前に終わっている。