宝くじで高額当選すれば幸せになれますか? 人が幸福感を得られる年収や資産額は?
高額当選したときに注意すべきこととは?
まず、大切なことは、むやみに口外せず、地に足がついた健全な生活を送りましょう。例えば、すぐに仕事を辞めたり豪邸を建てたりするなど、周囲から目立つ行動は避けたほうが賢明です。急に派手な生活に切り替えると、嫉妬の念からしつこく探ってくる人もいます。 もちろん、嫌な仕事であれば無理をして続ける必要はありません。お金に余裕ができた分、つらい仕事は辞めて楽しく無理なく続けられる仕事に切り替えることはよいことです。 そして、一生で使い切ると考えた場合、月々いくらくらい使えるのか計算してみましょう。例えば、30歳の人が2億円当たったとします。80歳まで生きると想定した場合、残り50年で使える金額は年間400万円です。 先ほど紹介した、年収の中央値ほどの金額しかありません。1ヶ月あたりにすると33万円程度となるため、仕事を辞めてぜいたくな暮らしをしたら老後は苦しくなるでしょう。高額当選しても、使い方によってはすぐになくなってしまいます。高額当選で失敗を避けたいならば、表向きは普通の暮らしを続けて目立たないように使うことです。
何に幸せを求めるかは人それぞれ
何に幸せを感じるかは、人それぞれに異なります。そのため、高額当選をして幸せになれるかどうかは実際に当たってみないと分かりません。なかには、散財したり優越感に浸ったりする人もいるでしょう。 日本人は、大金を持つことにネガティブな傾向がありますが、経済的に余裕が出ることは悪いことではありません。ただし、もし高額当選して不要と感じたら、寄附をするなどの選択肢もあります。 出典 内閣府 「満足度・生活の質に関する調査」に関する第1次報告書 厚生労働省 2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況 II各種世帯の所得等の状況 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部