日本代表に推薦! J1全18クラブから1人ずつ選出【CB編】屈強な3人! JFLを知る苦労人、起死回生のスーパーゴールを決めたのは?
明治安田生命Jリーグは2023シーズンの全日程を終えてオフシーズンに入った。来年の元日にはサッカー日本代表の国際親善試合が控えているが、メンバーに入るJリーガーは何人いるのだろうか。今回は、J1全18クラブ(2023シーズン)から1人ずつ、代表候補になり得る選手を推薦してポジションごとに紹介する。※代表に定着している選手は対象外とし、ポジションバランスを考慮して選出している。
●センターバック 岡村大八(北海道コンサドーレ札幌) 生年月日:1997年2月15日(26歳) 2023リーグ戦成績:31試合1得点0アシスト 山川哲史(ヴィッセル神戸) 生年月日:1997年10月1日(26歳) 2023リーグ戦成績:26試合0得点1アシスト 藤井陽也(名古屋グランパス) 生年月日:2000年12月26日(22歳) 2023リーグ戦成績:34試合2得点3アシスト センターバックには3人が挙がった。当時J3だったザスパクサツ群馬でプロキャリアをスタートさせ、ルーキーイヤーに当時JFLのテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍している苦労人だ。翌2020シーズンはJ2に昇格した群馬でリーグ戦全試合に出場し、J1北海道コンサドーレ札幌に完全移籍で加入した。183cmという身長はセンターバックとしては平均的だが、85kgという体重が示すように、屈強なフィジカルで大柄な相手選手から自由を奪う。札幌のマンツーマンディフェンスに欠かせない守備の要である。 さらに、ヴィッセル神戸のリーグ優勝に貢献した山川哲史も見逃せない。筑波大学時代は三笘薫の同級生で、三笘や上田綺世らとともにプレーしたユニバーシアード日本代表メンバーの一員でもある。神戸に加入した2020シーズンはリーグ戦5試合の出場に留まったが、年々出場機会を増やしている。昨季まではサイドバックで起用されることが多かったが、今季はセンターバックが主戦場に。泥臭い競り合いやシュートブロックで身体を張り続けた山川は、日本代表候補に連ねるにふさわしい活躍を今季は見せたと言えるだろう。 3人目は藤井陽也。名古屋グランパスではフィールドプレーヤーで唯一全試合に先発している。空中戦の強さやカバーリング能力の高さに加え、今季は攻撃面での活躍も光る。キャリー能力だけではなく、自らゴールを狙う場面も少なくなく、5月3日の神戸戦では起死回生のスーパーゴールを決めている。追加招集という形で3月に日本代表に招集されたものの、以降は選出されていない。もう1度どこかでチャンスがあってもいいだろう。
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