ジャイアンツで“覚醒”…?巨人、いきなり躍動する新戦力(6)正ショートの座を”奪取”も
昨季は、屈辱の2年連続Bクラスに沈んだ読売ジャイアンツ。復権を目指す今季は、阿部慎之助新監督が就任。現在はやや調子を落としているが、一時はリーグ首位に立つなど、強豪復活の気配が漂う。中でも、ルーキーや移籍組など新戦力の活躍が際立っている。今回は、今シーズンの巨人で躍動している新戦力を紹介したい。
泉口友汰
投打:右投左打 身長/体重:178cm/80kg 生年月日:1999年5月17日 経歴:大阪桐蔭高 - 青山学院大 - NTT西日本 ドラフト:2023年ドラフト4位 今季、ルーキーながら一軍で奮闘している泉口友汰。門脇誠との遊撃争いに名乗りを上げている。 大阪桐蔭高では3年春の甲子園で全国制覇を経験。卒業後は青山学院大に進学し、3年秋には東都2部リーグでMVPを受賞。社会人野球のNTT西日本でも、入社1年目からレギュラー格となった。 打撃はもちろん、安定した守備力も高く評価され、2023年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。即戦力として期待された。 プロ1年目となる今季、いきなり開幕一軍の座を掴んだ泉口。しかし、開幕から11打数ノーヒットと打撃で苦しみ、ファーム降格も経験した。 それでも、再昇格後の5月8日の中日戦で代打出場し、待望のプロ初ヒットを記録。5月24日の阪神戦ではプロ入り初の複数安打をマークした。 すると、5月下旬からは門脇の不調もあり、遊撃でのスタメン起用が増加。再三の好守でチームを盛り立て、守備に定評のある門脇に引けを取らないプレーを見せている。 現時点では打率2割前後となっているが、今月11日の楽天戦ではプロ初本塁打、翌12日にはプロ入り後初の猛打賞を記録するなど、バットでも結果が出始めている。 打撃面でさらにアピールし、レギュラーの座を掴みたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部