はこだて未来大が道経産局長賞 地方創生☆政策アイデアコンテスト
公立はこだて未来大(鈴木恵二学長)の3年次の必修のプロジェクト学習で取り組んだ「社会的処方で木古内町を元気に」(本間朱音グループリーダー)が、内閣府主催の「地方創生☆政策アイディアコンテスト2024」の二次審査で道経済産業局長賞を受賞した。
今年度のプロジェクト学習は「AI(人工知能)時代の地域の未来のアイデアをデザインする」がテーマ。地域の課題について量的・質的データを基に、フィールドワークや分析を通じ、地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を組み合わせ、裏付けのある政策提言を目指し、4月から15人の学生が「函館チーム」と「木古内チーム」に分かれ地域の実情や課題を探り、両チームともコンテストの一次予選を通過。二次予選の結果、木古内チームが道経済産業局長賞を受賞し、7日に東京で開かれる最終審査会へ進出する。
11月27日に未来大で表彰式があり、道経産局の斉藤正憲総務企画部長が本間さん(21)に賞状を手渡した。 表彰式後、斉藤部長は「少子高齢化が社会的課題となっている。課題に対し、DXは1つの解決策。最終審査会では、ぜひ最高賞の地方創生大臣賞を狙ってほしい」と話した。 地方体験交流事業「みらいある・きこない学園」として、大学生などが行うフィールドワークを誘致している木古内町まちづくり未来課まちづくりグループの中村光希主査は「今後のモデルケースとなる。町の課題を理解し、課題解決の方法を提示してくれた」と高く評価した。 本間さんは「4月から8人でプロジェクトに取り組んだ結果、大きな賞を取れて本当に良かった。とても良い経験ができた。最終審査会でも良い発表ができるよう頑張りたい」と意気込んだ。 最終審査会の様子は、ニコニコ動画またはユーチューブで事前予約制で配信する。二次元コード参照。
函館新聞デジタル