【ブルーリボン賞】神木隆之介、倍賞千恵子と『ハウルの動く城』再現も… 当時は小学校5年生で「声帯が当時と違くて」
俳優の神木隆之介(30)が、東京映画記者会(在京スポーツ紙7社が運営)が選ぶ『第66回ブルーリボン賞』の主演男優賞を受賞し、8日に都内で行われた授賞式に出席した。 【写真】来年の司会 神木隆之介&石川さゆりとともにポーズを取った二宮和也&倍賞千恵子 『ゴジラ-1.0』では、特攻を生き残ったがゴジラとの過酷な戦いに挑む敷島浩一役で主演した。司会は、昨年の受賞者が務めることが通例で、今年は倍賞千恵子が務めた。神木と倍賞といえば『ハウルの動く城』(2004年)のマルクルとソフィーでおなじみ。倍賞から「マルクル、大丈夫?」と声を掛けられると、神木は「大丈夫だよ、ソフィー!」と返答。倍賞が「ハウルもよろしくって言っていたよ。『おめでとう』って」と重ね、神木は「ホントに!ありがとう!」とファン垂涎のやり取りを披露した。 しかし、ここで神木は「すみません、ちょっと声帯が当時と違くて…。当時、小学校5年生だったので」と苦笑い。倍賞は「大きくなったね」と目尻を下げた。 その後、神木は「名誉あるステキな賞を受賞することができて、本当に幸せでございます。皆様、選んでくださり、本当にありがとうございます」とスピーチ。続けて「高校の時の友だちが、アメフト部だったんです。高校卒業して何年かして、撮影現場で会ったんですよ。彼は音声部さん、録音部さんで働いていまして。てっきり僕はアメフト部のまま、大学とかに行くのかなって思ってたんですけど、彼は『映画が好きなんだ』と。高校の時以前のちっちゃい頃から映画が好きだったから『この仕事に携わりたかった』っていう思いを聞いて、映画って人の人生に影響ってすごくあるものなんだなっていうのをすごく思いました」としみじみ。 「たぶん、皆様一人ひとりの中で、その誰と何を見たっていう思い出が強く残ってると思います。皆様の人生の思い出に残るものに、僕たちは携われてるんだなって。なかなか人の思い出に残れることってないと思うので、そんなお仕事ができてるってすごく幸せなことだなと思いますし、うれしいことだなと思います。そして、この賞をいただけたということを胸に刻んで、これからも見てくださった方々だったり、携わってくださった方々の思い出に残れるようなお芝居や役者さんになっていきたいなと思っております」と決意を新たにしていた。 司会は昨年の主演男優賞・二宮和也 (『ラーゲリより愛を込めて』『TANG タング』)と主演女優賞・倍賞千恵子(『PLAN 75』)が務めた。 ■『第66回ブルーリボン賞』 【作品賞】『ゴジラ-1.0』山崎貴監督 【外国作品賞】 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 【監督賞】石井裕也監督『月』『愛にイナズマ』 【主演男優賞】 神木隆之介『ゴジラ-1.0』 【主演女優賞】 吉永小百合『こんにちは、母さん』 【助演男優賞】 佐藤浩市『愛にイナズマ』『せかいのおきく』 【助演女優賞】 浜辺美波『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』 【新人賞】 黒川想矢『怪物』