ミラノの地で育つドイツの“巨人DFコンビ” ティアウ&ビセックにかかる期待「早くダービーマッチで顔を合わせてほしい」
U-21ドイツ代表ではチームメイトだった
現在イタリアのミラノでは、若き2人のドイツ人DFが頭角を現している。 ミランでは、22歳のDFマリック・ティアウだ。ドイツのシャルケで育ち、2022年にミランへ加わったティアウは194cmのサイズを誇る大型センターバックで、昨季もミランの重要戦力となっていた。昨年にはドイツA代表デビューも果たしていて、サイズ的にも今後が楽しみなセンターバックだ。 ライバルのインテルでは、今季デンマークのオーフスから加わった23歳のDFヤン・ビセックが徐々に出番を増やしている。まだインテルではセンターバックのバックアッパーという立ち位置だが、チャンピオンズリーグも戦うインテルではターンオーバーが採用される機会が多く、そこでビセックにも出番が回ってきている。 9日に行われたボローニャ戦では決勝ゴールも記録していて、こちらはティアウをも上回る196cmのサイズを持つ大型センターバックだ。 ティアウとビセックは年齢が1つ違うが、U-21ドイツ代表でセンターバックコンビを組んだ経験もある。ビセックもA代表候補で、ドイツの若きセンターバックがイタリア・ミラノに揃うのも珍しいケースか。 U-21ドイツ代表監督として2人を指導したアントニオ・ディ・サルヴォもイタリアの地でブレイクを狙う2人に注目している。 「ビセックがインテルへ向かってから、私もセリエAをフォローし続けている。ビセックは上手くやっているね。インテル加入は素晴らしいチャンスだよ。インテルへの移籍が決まってから、彼にお祝いの電話をさせてもらった。ティアウも同様で、彼らは私のチームのリーダーだったからね。2人に早くダービーマッチで顔を合わせてほしいよ」(伊『Gazzetta dello Sport』より)。 若くから名門で経験を積んでいる大型センターバックが2人もいるのは頼もしく、いつか2人がA代表でコンビを組む日がくるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部