【MLB】ドジャース・ベッツが内野に再コンバートへ ゴームスGMが「二塁または遊撃を守る予定」と明かす
日本時間11月7日、ドジャースのブランドン・ゴームスGMはテキサス州サンアントニオで行われているGM会議において、来季はムーキー・ベッツを再び内野にコンバートする方針であることを明らかにした。ポジションは未定だが、「二塁または遊撃を守ることになる」という。ベッツは今季、正二塁手として開幕を迎える予定だったが、ギャビン・ラックスの守備難もあって遊撃にコンバート。しかし、シーズン途中で死球による離脱があり、戦列復帰後は本職の右翼に戻っていた。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 ベッツの再コンバートは、ドジャースにとって2つのことを意味する。1つ目はトミー・エドマンが正中堅手に固定される可能性が高くなったということ。今夏のトレード・デッドラインに加入したエドマンは、チーム事情に合わせて遊撃と中堅の2ポジションを兼任していた。しかし、ベッツが内野に再コンバートされることになり、二遊間にはすでにベッツ、ラックス、ミゲル・ロハスとレギュラークラスの選手が3人いる。対右腕には二塁ラックス、遊撃ベッツ、対左腕には二塁ベッツ、遊撃ロハスという布陣を採用する可能性があり、エドマンが遊撃のポジションに就く機会は激減するだろう。 2つ目は正右翼手が空席になったということだ。エドマンが正中堅手に固定されるのであれば、アンディ・パヘスやジェームス・アウトマンといったほかの外野手を右翼に回すことも可能だが、今オフのFA市場の目玉であるフアン・ソトを迎え入れる態勢が整ったとも言える。もちろん自軍からFAとなったテオスカー・ヘルナンデスと再契約する可能性もあり、ソト以外にもアンソニー・サンタンデールやジュリクソン・プロファーなど、外野の両翼を守る「打てる外野手」はFA市場にいる。外野手の補強が必要になったことだけは間違いないだろう。 果たして、ベッツの再コンバートはドジャースが本格的にソト争奪戦に参戦することを意味するのだろうか。今後の動向が注目される。